神田開主写真展「視線をむすぶ〈あめつち〉」

神田開主写真展「視線をむすぶ〈野分き〉」

2019年6月25日(火)〜 2019年7月7日(日)

12:00 – 19:00 月曜休廊

この数年で多くの場所は景色を変えていた。
よくよく考えてみればそれもそのはずで、みなそこに永くあるべきものではなく次の姿へとうつりかわるその最中の景色であったと気付く。
何かが起こるのではなく通り過ぎていったような、どこか捉えどころのないゆらぎ。
見知った場所は小さくかたちを変えながら、わたしの中にある地図との差異を広げ、昔からそうであったかのように素知らぬ顔で静かにそこに佇んでいる。
在った時に意味があったのか、無くなってしまったからこそ意味を持つのか。
意識しなければ分からない小さな変化の果てに、場所と記憶の消失があるのかもしれない。
年々少しずつ遠くなっていくように感じる景色に微かな違和感を抱きつつ、記憶とは違う景色が混在するこの土地で、今ここに居てこの時を過ごすということをもう少し見つめていたい。

この度のTAP Galleryでは一年で三度の機会を使い、それぞれひとつ前の季節を主題とし展示をしていけたらと思う。
特別の仕掛けはないが、過ぎ去ったものにもう一度視線を向けて、それ等について記す機会としたい。

神田 開主(かんだ あきかみ)
埼玉県生まれ、群馬県在住 日本写真芸術専門学校卒業
北関東を中心に変化と視線を軸とし表現を続ける。